工業開発と湖盆の電化 2
ダムの全発電量がカリバ町の電化以外に送電されているカリパの例のような極端な場合から、湖盆住民による地域電力の1人当たりの消費が、アメリカの他のどこよりも大きいTVAの例にいたるまで、地元の電力消費量の幅はきわめて大きいのです。
いうまでもなくいくつかの工業は、湖盆とは多少ともかかわり合いがあります。
一例は、アリゾナ州パウエル人造湖に現在建設されつつあるナバジョ水力発電所です。
この電力の大半は、すべてパウエル湖の湖盆外に位置しているアメリカ南西部の主要都市に送電されるでしょう。
そしてこれらの都市はすべて、低収入で失業率の高いところに位置していますが、全体の操作は高度に自動化されるでしょう。
貯水池ととくに関係が深いのは、広範なサービス産業と小規模の水産加工、農産加工工業です。
開発途上国では、農民、漁民、観光旅行社、その他の人びとのために、いろいろな品物やサービスを供給できるように、職人を奨励したり訓練したりして、農村工業を整備することができます。
二輪車や四輪車をふくむ農耕器具の製造や修理、あるいは小規模の商業的漁民や職人的漁民のための舟の製造や修理などが例としてあげられます。
繰返しになりますが、生産性と雇用を向上するための目標と戦略を考慮することが重要です。